お口のふしぎ
こんにちは。
10月にはいり、少しずつ涼しい日がふえてきましたね^ ^
とはいえまだまだ日中は気温が高いのでこまめに水分補給をしていきましょう。
今回は、“考えたことなかったけどなんでだろう”に注目してお口の中のふしぎをご紹介します。
赤ちゃんは6〜7ヶ月に下の前歯が生え、続けて上の前歯、そして3歳頃には全ての乳歯が生えそろいます。
では、“なぜ前歯がいちばん始めに生えるのでしょうか?”
➡︎ 生き残っていくために欠かせない役割があるから
生物は、魚類からカエルの仲間の両生類 → ワニやヘビの仲間の爬虫類 → ウシやヒトなどの哺乳類へと進化しました。
それにともなって歯の形態や機能も変わりました。
魚類から爬虫類までの特徴は、
①すべての歯が同じ形をしている
②歯の数が多く何度も生え変わる
③歯の根っこや歯を支える骨がない
哺乳類の特徴は、
①異なった形の歯を持つ
②一度しか生えかわらない
③歯の根っこや歯を支える骨がある
上の写真は爬虫類であるワニの歯で、全て円錐形です。
臼歯(きゅうし)という平らな歯がないので、食べ物をすりつぶすなどして飲み込みやすくすることができず、丸飲みしかできません。
一方、哺乳類になると奥歯=臼歯が生えてきます。
獲物を捕り食べることは、生存に欠かせません。しかし、魚類や爬虫類はヒトのように手を使うことができないので、歯は獲物を捕える役割を持ちました。つまり、前歯は “獲物を獲る(捕食)”ための重要な歯であることがわかります。
ヒトの歯が前歯から生えるのは、この生物の進化の名残といえます。
長くなりましたが、前歯から生えてくるふしぎを紹介しました。
ちなみに前歯は前歯でも必ず下の前歯から生えてきます!
なぜでしょう?
またの機会にそのふしぎもご紹介させてください。
最後まで読んでくださりありがとうございます
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