お口のケガ

お口のケガ

こんにちは。

小児歯科担当の伊藤です。

2月も半ばとなり日脚も徐々に伸びてきて、皆さん外出する機会も増えてくるのではないでしょうか。

今回お話しさせていただくのは、そんな時にあっては欲しくないことですが、お子さんが転んだりぶつかったりした時に起きてしまったお口のケガの対処法についてです。

 

先ずどれくらいの年齢にお口のケガが起こりやすいかというと、圧倒的に1歳2歳が多いと言われています。

歩き始めて、また周囲の色々なことに興味を持ち始めるこの時期は特に注意が必要です。

またケガの起きる場所では、実は意外にも室内、特に家庭内が半数以上という報告があります。自宅は安全な場所と思いがちですが、注意が必要です。

 

次にケガをしてしまった時、受診するまでにどうすれば良いかです。頭などを強く打っていたり、お口以外にも受傷の可能性があれば速やかに医科の受診をしてください。

口と歯よりも重いケガがないと思われた場合には、小児歯科を受診しましょう。出血している場合は軽く洗って清潔なガーゼ等で圧迫して下さい。

また折れた歯がある場合には、乾燥をさけて保管しましょう。可能な方法としては、冷えた牛乳に入れることで問題ありません。

あとはケガの発生状況やその後の経過は、説明出来るよう確認して下さい。特に歯が抜けてしまった場合はその対応が早さが、その後の経過に影響してきます。

 

どんな些細なケガの場合でも、気になることがあれば早めの受診をお勧めします。

そして先ず第一に、普段から事故防止に努めましょう。

お子さんは好奇心旺盛です。子どもの目線で危険がないかを点検し、環境を整えてあげましょう。